ステムリム・ストーリー

ステムリムは昨年8月に誕生(上場)した「再生誘導医薬」の開発を目指す期待の企業です。個人投資家さんのための有効情報をきめ細かく丁寧に発信していきます。

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記事003:ステムリムのマーケットは、それほど大きくないのでは?

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1.「HMGB1」のターゲットは、まずは表皮水疱症。

ステムリムがターゲットとするマーケットは有望と言えるのか?いくら世のため人のためになっても、上場企業で市場から人様のお金を集めて事業を営むのだから、「儲かる会社」でないと存続し続けることはできません。

ステムリムのリードパイプラインである「HMGB1」がターゲットとしている表皮水疱症の患者数は、国内ではわずか1000人ほどで、希少疾患の領域に属しており、マーケットとしては大きなものではありません。ただ、希少疾患対象の薬剤は、承認までの期間が短く、認可までのスピードは速いというメリットがあります(もちろん安全性に十分留意することが前提です)。
ですから、この「世界で最初の再生誘導医薬」を一日でも早く世に出したい、上市させたいというのが目的ではないか、と私は思います。
まずは、突破口を開く、ということです。
ライセンスアウト先である塩野義製薬が、今年の3月19日にR&D説明会を開催していますが、その中で、HMGB1の上市について「2021年度には上市させる」としています。

2.そこにマーケットは広がっている。

表皮水疱症をターゲットとする「HMGB1」が上市されますと、あるいは第Ⅱ相で良績結果が出ると、他の領域への拡大に期待が膨らみます。
以下の図は、対応疾病の理想的な拡大を示唆していますが、このように上手くは行かないにしても、その方向性に進んでいく姿勢がマーケットでは評価されます。
変形膝関節症800万人
心筋症173万人
肝硬変50万人
確かに、マーケットは潤沢に存在しています。
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3.パイプラインで一言。

以下はステムリムのパイプライン表です。
既に塩野義とライセンスアウト契約も締結しており、先月6月30日のIRによると、塩野義との契約を更に盤石なものに構築しています。

ただ、私が気になるのは、ペプチド薬剤が大半を占めていることです。幹細胞遺伝子治療のパイプラインも手掛けていますが、まだ緒に就いたところ。
ペプチドは、安価で副作用も低いとされていますが、薬剤としての切れ味はどうでしょうか?有意差を出すのはかなりハードルが高いと思います。ここのところはまだ未知数です。
取り越し苦労かもしれませんが、ペプチド系の同種のパイプラインに頼っていると「ひとつコケると皆コケる」ということもありますので、その点は十分留意すべきです。

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4.創薬ベンチャーを相手にしていると、どうも心配性になって仕方ありません(笑)。
下の図を見て、私は「こんなのは夢の夢では?」と最初は感じましたが、しかし、もともとバイオベンチャー自体が「人間の夢を現実にしよう」という構想の縮図です。
ならば、少しばかりの投資と叱咤激励で、この会社を応援するのも悪くはないなと思うのです。
以上
(使用しました図表は全てステムリムHPから転用しました)

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